行き付けのガソリンスタンド店長さん(たけちゃん)はいつも忙しそうだ。
「タイヤの空気圧調整をしたいので空気入れを貸してください。どこですか?」
何度も聞かれてる場面に遭遇した。
そのたびに「あちらです!」と指さすが伝わらないことも多いようだ。
たけちゃんのスタンドは敷地がとても広い、遠くのエアータワーを指さしても分りにくい。特に夜はわかりにくい。でもたけちゃんはそれが当たり前だと思っていた。
私は工場に勤めているので、分りにくいものあると、表示をわかりやすくする、自分たちですぐに改善するという文化にいる。だから何とかしてあげたいという気持ちが起きた。
そこでたけちゃんに「看板を作りましょう」と提案すると、「じゃあお願いします」とあっけない返事だった。(今年の初めころ)
私は工場の経験から、勝手によそ者がいろいろやるととんでもない反発をくらう、ということを経験的に感じていていたので、作戦を考えた。
まずたたき台になる看板の形や文言を大きな紙に書いて休憩室に貼っておくのだ。
「なんだこれ?」と聞かれたら、こう答えてねと私の考えをたけちゃんに伝えた。
「わかりやすい看板を設置すれば、お客さんも店員さんも楽になるから・・・」って。
文言やデザインの要望があれば訂正してちょ。って
1ヶ月くらい経過して、みんなが慣れたころ様子を見に行くと、いろいろ追記がしてあった。ちょっと嬉しかった。
結局、こんな形になりました。(春になって完成)
エアータワー(赤枠)の左側に三角看板(青枠)を設置。
ポイント
- 看板の文字がLEDで光る
- オブジェとして実物のタイヤ付けた。
夜は光ります
効果
たけちゃんには好評でした。
説明も簡単になったし、問い合わせも減ったって。
石油会社の巡視の時に褒められたって。写真も撮ってたよって。