僕の焼いもは高温で焼いて
少し焦げ目を付けている
焦げ目が付く程度に焼いた方が
甘く芳醇な香りがして
風味豊かに感じる
温度を測るって重要だってことが
コーヒー豆の焙煎の経験からわかったので
僕の焼いも釜の石にも応用させたのが今回のお話しです
お芋の紹介
・ねっとりしてとても甘い紅はるか
・ほくほくして控えめな甘さ紅あずま
・滑らかな食感でほどよい甘さシルクスイート
温度計の話し
これまで使っていた釜の温度計は丸い形の
アナログのオーブンメーターでmax表示300℃
薪をたくさんくべて強火にすると
300℃の表示は簡単に振り切れてしまう
実際の温度は何度なんだろうとずっと思ってました…
大きなさつまいももあるので焦げ目を付けるまで加熱するには
かなりの熱容量が必要で、薪をたっぷり入れて焼いています
正面に立つとかなり熱い
油断して近づきすぎるとズボンが熱くなって
やけどしそうになる
デジタル温度計を追加して初めて正確な温度が分かった
強火にすると石は380℃以上になっている
これはとても使い勝手がいい
従来は、釜のフタを開けて中の温度を確認するものの
max表示300℃
強火の時は温度計が振り切れて正確な温度が分からない…
今は、フタを開けなくても外から正確に石の温度が分かる
max表示1300℃
どんなに強火にしても表示に余裕がある
これは使い勝手がいい、道具は大切だ
これまでよりも味の安定や向上が進められそうだ
コーヒーが豆の生産者と手間のかけ方、貯蔵、焙煎で味が異なるように
焼いももさつまいもの生産者と手間のかけ方、貯蔵、焼き方で味が変わる
どちらも農産物なので似ている
ちょっとした温度や時間の違いで香りや風味が変わるのでおもしろい
さらに品種によっても全然違う
品種による好みは個人差が大きい
「柔らかくて甘い紅はるかが好き」という人もいるし
「甘すぎないシルクスイートが好き」という人もいる
「柔らかいお芋は嫌い紅あずま以外はいらない」という人もいる
さすがに嫌いという表現はストレートできついので
深掘りして聞き直した事もある…
そして分かったこと…
「好きじゃない…ではなく 嫌いだ」とわかった
「べちょっとしてまずいので 食べたくない」とも理解した
「甘いかどうかの問題じゃない」とも理解した
うーん 貴重な意見だ…
食べ物の好みは人それぞれで 同じじゃない
いろいろなお店の焼いもを食べ比べて
あの時のお芋が好きってなるんだろう…
石の温度を正確に測ってさらに味の安定と向上をさせよう