今年の8月は暑かった
雨もたくさん降った
その影響なのか草の伸びが速くて
「草刈りが大変だよ」という話をあちこちで聞いた
そんな話を聞いていたら
草刈り機に興味が湧いてきたので
実際に草刈りやってみたと言うのが今回のお話です
草刈りの何が大変なんだろう
大変だっていう話はあちこちで聞いたけど
他人事だと思ってて
関心が無かった時は全く話が入ってこない
「へ~っえ そうなんだ~ 」
「大変なんですねぇ~ 」
と右から左に受け流し
でも自分もやってみたいと思ってからは
何が大変なのか知りたくなった
実際 草刈りの何が大変なんだろう
聞いた話をまとめてみると
- エンジン式の草刈り機を使っている(複数台もっている人が多い)
- 田んぼや畑のまわりの草を刈っている
- 田んぼを多く所有する人は土手の全長は3kmくらいになる
- 長い斜面が続くと疲れるし滑ってあぶない
- 長い草を刈ると刈った草がじゃまになって先に進めなくなる
- 刈った草をうまく寄せながら先に進むのが難しい
- 刈ってもまた生えるのでつらい(同じ場所を年3回以上刈っている)
- 石とか木の破片が飛んできて危ない
- 暑いので朝早くから作業している
- 草刈り機の刃の切れ味がすぐに悪くなる
- 刃を交換しても1日で切れなくなるがそれでもしばらく使っている
- 刃が回らないと思ったら途中が抜けていたことがあった
- 安い機械は3年位しかもたない(壊れる)
- 刃は230mmと255mmがある(255mmの方がよく刈れる)
- 1時間くらいやると手がしびれる
草刈りの機会はすくに訪れた
草刈りやりたいってあちこちで言ったら
引き寄せの法則が働いたようで
草刈りの機会は意外とすぐにやってきた
しかもかなり難易度の高い現場だった
草刈りの場所は鉄塔の下(携帯電話の基地局って呼ばれている施設)
現場に着いて見上げると
鉄塔の中腹にカラスの巣があって
なんとカラス君がのんびりしているのが見えた
鉄塔の上の風通しのよいカラス君の巣とは対照的に
鉄塔の下は木とつると草が入り混じて覆われて風通しが悪い
人を寄せ付けない雰囲気もあった
親方からは
いろいろな鳥が種を運んで来て
鳥が肥やしをまくので
こんなによく育つんだと説明があった
外周を囲むフェンスはつるがからまっていて怖い感じ
通信設備や通信ケーブルは近くに行っても見えないほど
奥の方には直径30cm以上の木も生えていた
まだまだこれは作業途中
カマ、手ノコ、チェーンソーでここまで整えて
最終的につんつんしている部分を草刈り機で刈り
きれいに仕上げてから除草剤をまきます
草刈りのビフォーアフター
荒れた基地局の草刈り伐採は大人数でも朝から夕方までかかる
伐採した木と刈り取った草は全部トラックに載せて
何度も処理場まで運ぶ
栃木県真岡市
栃木県矢板市
草刈りをやってみて
草刈りは確かに大変だけれども
やってみるとおもしろいし気持ちいい
荒れた場所をきれいにするいい仕事だと思う
想定外だった事は
基地局の草刈りはほぼ手作業だという事
ケーブルが草に隠れているからだ
地域の通信を支える重要施設なので
草刈り機を使うのは最終仕上げで
ケーブルから離れた安全な場所に限られる
草刈り機を使ってみたいと思い始めたが
実際に使わせてもらったのは2回だけだった
一番驚いたこと
携帯基地局の伐採や草刈りの仕事が日を追ってふえていると聞いた。
なんで?
親方の話では
うちの会社が丁寧だから 評価されたらしい
他所の会社が なんだかいいかげんだったらしい
確かに 納得
山奥の誰も通らないような場所で
こんなに きれいに仕上げるんですか ってところまで仕上げていたから