焼き芋サンタで焼き芋を配ったら、続々とうれしい反響がありました。
「今までに食べたことが無い」
「蜜がいっぱいで甘かった」
「おいしい焼き芋でびっくりした」
「旦那にあげずに全部自分で食べた」
「お母さんがあっという間に全部食べちゃった」
焼き芋を売って欲しいと言われました。
いよいよ焼き芋の予約注文に値段をつける段階になりました。
売るのはよいが値段をどうするか?
損しないような金額を設定しなくてはならないので
計算してから連絡するとお伝えして時間をもらった。
ちょっと前に中小企業診断士の先生から損益計画の講義で損益分岐点分析を教わっていたので、その時の資料を参考にざっと計算してみた。
赤字にならないように設定しないと続かないので。
最終的に1Kgで1,200円にすると決めました。
この価格は一般的な引き売りの相場より2割高い。
依頼主に伝えたところ、その値段ですぐに4kgの注文が入った。
これでも格安販売だ。なぜなら、材料のさつまいもが鉾田で100年以上続くさつまいも農家の鬼澤俊行さんが作った特級品の味のお芋なのです。
定温熟成倉庫から直接納品します。
物流も冷えすぎないように温調運搬します。
試し焼きをして頃合いを見て使用します。
小粒のお芋はかなり低温で焼いています。
鬼澤さんの紅はるかは蜜がたくさん出るのが特徴です。
大粒のお芋はかなり高温で焼いています。
300度以上の高い温度まで簡単に出せるよう釜を改良したので1キロ以上の大きなサイズのお芋でもしっかり焼くことができるようになりました。
一般的に焼き芋屋さんは、すぐ焼けるように洗浄品を購入します。さらに、焼きやすいMサイズとかLサイズとか大きさのそろったお芋を購入します。極端に大きなお芋は焼きに時間がかかるので使用しません。
トントコおやじの焼き芋は商売ではないので、いろいろな形のお芋をどうやって調理したら最高においしくなるか?という発想で日々研究しています。
だから、畑から掘ったままのサイズがこちゃまぜの状態(未洗浄・未選別)のお芋を使用しています。仕込みと焼きに手間がかかりますが。保管品質とコスト、さらにいろいろな好みに応じられるという点では有利です。
焼き芋の食べ方も状況により変わります。
ちょっとだけ小さなお芋を食べたい時もあれば、
ガッツリと大きなお芋を食べたい時もあります。
焼き釜の温度ムラを利用して形状に応じて位置を変えながら最適な焼き方を見つけようとし工夫しているところです。
重量が1時間で20%軽くなった状態。とても甘い。
お芋の太さや大きさ、火力によって差が出る。
焦がさないような温度でさらに加熱するとより軽くなりすき間も増え甘さも増す。
どれだけ時間をかけるかによって味が変化するので面白い。