鬼ちゃんマークのさつまいもを20キロ、仲良しの焼き芋屋さんに渡してから約10日が経過した頃。突然電話がかかってきた。
「この前の紅はるかはすばらしいお芋でした」
「ぜひ末永く使いたいです」
「生産農家さんを紹介して欲しいです」
とても 真剣で吹っ切れたような声だった。
お芋の状態と今後の展開を総合的に判断して決めたものと思う。
トントコおやじは中間業者ではないので、売り手側の条件を最初に話し、直接交渉を促した。
- 今回の価格はお試し価格だったこと。(安くしていたこと)
- 価格は芋の状態、数量、保管時期を総合して売り手側で決めていること。
- 約束した数を定温貯蔵しておくので途中でキャンセルや値引き交渉しないこと。
「承知しました。連絡してみます。」と伝えてさっそく行動開始。
トントコおやじのもっとうは「機を見るに敏」
ビビット感じたらサクッと動く。
直接会って希望数量や納品や支払い方法など話し合いたいという趣旨のFAXを送り、日程調整を行ったのでした。
年が明けてからすぐ、焼き芋屋さんを助手席に、お仲間さんを後部座席に乗せ、鬼澤さんのお宅へ向かった。
焼き芋屋さんのお名前は「焼き芋専門店いも吉」さんだ。
いも吉さんはお正月の内にご挨拶したいとのご希望だった。
100年以上続くさつまいも農家4代目の「鬼澤さん」と40年以上焼き芋を焼いている「いも吉さん」との初顔合わせ。
土間になった応接間には大きな正月飾り、大きな新巻鮭があった。
大農家のお正月の雰囲気はもとてもよかった。
紹介後は、さつまいもという共通の話題でさつまいも談議に花が咲いた。
いも吉さんからは、
鬼澤さんのさつまいもを焼いた時の蜜の状態や、
常連さんに特級品として販売し感想を聞いたこと。
次もあの芋が食べたいとリクエストが多いことなど
今後使わせて頂きたいと熱い思いを伝え...。
鬼澤さんからは、
さつまいも栽培のこだわり、
熟成堆肥へのこだわり、
除草剤(農薬)を使わないこだわり、
さつまいもの品種の話し、
干し芋の話し、
毎年1年生でやっている...。
自然を相手の難しさなど。
さつまいも作りの熱い思いを伝え...。
この日、取引の話しが決まった。
予想を超える量で、トントコおやじはおどろいた。
お二人ともとても嬉しそうだったので
トントコおやじもとても嬉しかった。
こんなに楽しい出会いに立ち会えたよかった。
よいジョイントができた。
お昼はみんなで近くの食堂に行った。
昼食を一緒に食べながら。
鬼澤さんもいも吉さんも ずっと笑顔でとても嬉しそうだった。
鬼澤さんは
自分の作ったさつまいもをこんなにほめてくれる人がいてうれしいと。
あまり褒めると天狗になっちゃうよって。
いも吉さんは
これで毎日ぐっすり眠れますって。
朝箱を開けて傷んでいるお芋が続いたり
ストライキを起こしたようなお芋が続くと
不安で眠れないこともあると...。
トントコおやじは
いも吉さんの仕入れルートにのせてもらうことで
鉾田と宇都宮の物流が確保できるようになった。
宇都宮に戻り、いも吉さんのお店に「鬼ちゃんマーク」を貼った。
このステッカーは
「鬼ちゃんマークのさつまいも」を直接取引している証に
鬼澤さんから頂いたものです。
お店のガラスに鬼ちゃんマークの広告資料も貼った。
拡大するとこんな感じ。
「鬼ちゃんマークのさつまいも紹介」と「焼き芋の食味変化イメージ図」
この2枚の資料はトントコおやじが「品川やきいもテラス」に参加して鉾田と宇都宮をPRしようと思って作ったものです。
今年は参加を断念したのでいも吉さん用にアレンジしました。
気に入っていただけてようです。
ここで記念写真をパチリ
左:トントコおやじ 右:いも吉さん
お店の中には鬼ちゃんマークの箱を飾りました。
鬼ちゃんマークのさつまいもは、土が付いた状態でここまで運びます。
土が付いた状態でプラスチックの箱で仕入れます。
手間はかかりますが焼く直前に洗うほうが良い品質が保てます。
実はお二人から宣伝を頼まれましたので、ここで、
トントコおやじからのお知らせ
焼き芋好きの方へ
「鬼ちゃんマークのさつまいも」が食べたいと思ったら
いも吉(いもきち)さんに連絡してみましょう。
紅はるかを探している方へ
「鬼ちゃんマークのさつまいも」を直接仕入れたいと思ったら
鬼澤さんに連絡してみましょう。