昔、小学生の時には近所の林にツリーハウスを作ったことがある。 天井や壁は作れなかったので正確に言えばハウスではないが。高さ約2mくらいのところに畳を2枚敷きその畳の上で横になった。木の葉っぱごしに見る青空がとても気持ちよかったことを今でも覚えている。トントコおやじの記憶の奥にある遊び部屋はあそこだ。
あれから45年、交差点で信号待ちをしている時に、ユニットハウス展示場を見かけた瞬間、少年時代のツリーハウスのことを思い出した。潜在意識の中で自分の部屋が欲しいと思っていたのかも知れない。
さっそく展示場に車を止めて物件を見せて頂くことにした。事務所に行って物件を見せてほしいと伝えると担当の女性の方がとても親切に説明してくださった。
この展示場は三共フロンティアという会社で新品と中古品のユニットハウスを扱っているそうだ。最初に見せてもたった物件は工事現場で事務所として使っていたものを自社工場でリユースしたものだとの事。中に入って配電盤のブレーカーまわりを見ると中古品だとわかるが外から見た感じとてもきれいで中古品とは思えなかった。
設置は簡単らしい、ユニックで吊ってそのままトラックに載せてポンと置けるようだ。場所が広ければ簡単に置けそうだが、トントコおやじの家に置くにはちょっと厳しいかも知れない。庭は狭いし家の横に電線もあるし...。
設置ができるかどうかの判断は事前に営業さんが下見をして行うそうだ。
反対側にも中古品が置いてあった。4.5畳と6畳の物件だ。
自分専用の部屋としては中古品で十分だと思った。ドアや窓の位置も自社工場で組み立てる時にある程度自由がきくそうだ。どこか部分的に壊れても修理ができるというのでとても気に入った。 すぐには買えないので2~3年先ですと伝え帰った。
時間はたっぷりあるのでゆっくり考えようと思う。住宅地なので真四角のユニットハウスが景観的に合うかどうかも気がかりなので家族にも相談しないと。
トントコおやじは調理も好きなのでただの遊び部屋ではなく調理場にしたい。
夢がだんだん広がってきてワクワクしてきた。
電気、ガス、水道、排水、エアコン完備で、目標は保健所の審査が通るレベルにしたいし、作るからにはどこにもない位キレイで清潔な調理場にもしたい。
でも調理場にするのに、何をどうすればよいのかわからない。
そうだ!保健所に行って聞いてみよう。
そういうわけで保健所に行って相談してみた。
保健所の担当の方に調理場で何を作りたいか話をすると
施設の図面を書いて持ってきたらアドバイスができますというお話でした。
図面の段階できちんとしておかないと審査が通らないことがある。とか、
追加工事が必要になり費用も時間も余計にかかる場合がある。とか、
そりゃそうだ!と納得、図面の書き方の資料をいただいたのでまた出直すことにした。いつになるかわからないけど。
せっかく保健所に来たので素敵なカレンダーを頂いてきました。
このカレンダーの中は食中毒対策に使う毎日のチェックシートになってます。
トントコおやじはクリーンルームでの仕事の経験が長いので。掃除方法などについてはある程度詳しいと思ってたが、食中毒とか消毒とか細菌とか寄生虫とか温度管理とか食品衛生ということにまったく無知であることを痛感しました。
業種に応じていろいろなご苦労がありますね。
でもなんだか面白そうだ。