コーヒー豆は程度の差こそはあれ、どの生豆にも欠点豆や異物が混じっています。
コーヒーの品質にこだわる人はハンドピックと呼ばれる手作業選別を行います。僕はかなり豆の品質にこだわっているのでゆっくり時間をかけてハンドピックしています。癒しの時間に感じるほどアホです。そんなアホな自分が選別作業をして気になることがあって。それを冷却装置の導入とふるいの使い方や照明の当て方で解決したというのが今回のお話しです。
気になる事
- 生豆には粉じんが付着しているので室内で選別すると部屋が埃っぽくなる。
- 生豆の割れや変色は簡単に選別できるが、虫食いは見逃しやすい
虫食いが見つけにくい理由
コーヒー豆は、平たい面と丸い面がありラクビーボールを縦に半分に切ったような形をしているので、お皿やトレーの上にのせて指で動かすと豆はスルっと横移動するだけで360°都合よく回転や反転をさせることができない。
傾向として虫食いの穴は平たい面に多いが全方向に存在するので見逃しが生じやすい。
そこが虫食い穴が見つけにくい理由だと思った。
1、粉じんの対策
部屋が埃っぽくなる問題は下方吸引型の冷却装置にフィルターを付け解決しました。
2、虫食い見逃しの対策
- 照明を3個付けて明るくした
- 照明の波長を白色と電球色の2種類使った
- ふるいを傾斜させて山崩しさせながら豆を反転や回転させた
コーヒー豆を回転や反転させる工夫
つるつるしたところに置かない。
メッシュの粗いふるいの 網の上に豆を置き、これを傾けてザザッと山崩しすることで豆を反転させて裏面観察ができるように工夫してみた。
照明の工夫
ピッキングは目視検査なので環境を整える。
照度や波長、光を投射する角と観察する目線をなどの過去の経験から工夫してみた。
おまけ
僕が豆の選別にこだわるようになった理由は
以前ブログに書いたのでぜひ見て下さい
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