そば屋さんの看板はベニヤ板より上品な材料にしようと思った。
これまでの看板はベニヤ板で作っていた。ベニヤ板はどうしても表面が粗くザラザラしている、耐久性も経時劣化でボロボロになりそうでちょっと心配だ。
できればお店のイメージに合わせて、つるつるした材料にしたいと感じていた。
しっかりしたお店で商売をされてるので、気合を入れて臨まねば。
インターネットでいろいろ調べ、今回は「アルミ複合板」を初めて使うことにした。
値段も高いし送料も高かった。
下絵を描いて 塗装してみた。う~ん。なんかいい感じ。
5回~6回重ね塗りしてみた。 う~ん。なんかいい感じ。
ところが ピンチ! 青の膜はがれ発生!
マスキングテープを剝がすときに、塗膜がべろっと剥がれてしまった。
「P 40台」の青色部分の塗膜だけ 密着度が超悪い。
差異は明らか。
青以外の色はすべて油性スプレーを使っている。
しかし青の部分は水性スプレーだった。
気を取り直して、青の部分の塗膜を全部はがした。
とても気が重い。どうしよう。そうだ青の部分の塗料を油性にしてみるか。
すぐに、青色の部分を油性スプレーで塗装をやりなおした。
作業は無事完成。
今回の失敗を受け 耐久性にちょっと不安を感じた。
密着度のテストや引っかき傷のテストなんかもしたほうがよいと思いテストをすることにした。
やり方は「アルミ複合板」でテストピースを作り複数の条件(36パターン)で塗装し
それぞれを次の3つの方法で評価する。
- セロハンテープで密着度確認。
- 爪とプラスチック片で引っかき確認。
- 長期屋外暴露放置。
塗装の条件は、脱脂の有無、プライマー処理の有無、プライマーはプラスチック用と非鉄金属用2種類、塗料は水性塗料と油性塗料をそれぞれ2種類。透明水性塗料の保護膜の有無。ついでに水性のボードマーカー15色セットの耐久性。
こんな条件でサンプルを作り日当たりの良い場所で屋外暴露で放置して時々、経過を見るという作戦です。
残念なことに水性塗料のサンプル作成中に乾いてない状態でどこかに接触して一部剥がれるという失敗キズが生じている。