年末、行きつけの床屋さんに散髪に行った。
帰り際、床屋のマスターにお土産の焼き芋を手渡した。
「自分が焼いたので今度来た時に感想を聞かせて下さい」とお伝えして。
すると、マスターから
「実は、私は、毎日焼き芋を食べているんです」と話があった。
えっ、正直聞いた。
「本当に毎日なんですか?」
「うん。孫を連れて買いに行くんです」
「孫からは、芋じいちゃんと呼ばれるほどです」
「そんなにうまい焼き芋屋を知っているんですか?」
「焼き芋屋じゃなくてスーパーです」
「焼き芋屋よりうまいスーパーがあるんです」
スーパーの場所と名前を聞いた。
「ゆいの杜にあるカスミですよ」
「本社が茨城のスーパーらしいですよ」
「だから茨城のおいしい芋が入るんでしょうね」
聞いたことはあるような気もするが、知らないスーパーだ。
気になるなぁ。
そういえば、前に誰かが、
カスミの焼いもはおいしいって言っていたような気がする。
「年明けにでも、様子を見に行ってきますね」
と会話してお店を後にした。
その後、カスミの事はすっかり忘れていた。
年明が明け、ホームセンターのチラシで気になるものを発見!
ホームセンターに行ってみると、もう売り切れでした。残念。
(店員さんの話では、朝一番で売り切れになったそうだ)
昼頃にのこのこ行ってもダメらしい。
しかたがないので帰ろうとすると、スーパーカスミがずっと先に見えた。
あっ、床屋のマスターが焼き芋を買いに来るスーパーはここだ!
めっけた。ど~。
さっそく焼き芋コーナーの様子を見に行った。
売り切れちゃうときもあると聞いていたが
予想に反していっぱい並んでいた。
おっ いっぱいあるから ちょうど焼きたてかも?
横長に開いている袋に入っているので、お芋が見えるようになっている。
けっこう大きいので2Lサイズだと思う。
軽く袋の外から触れてみるとどれもやや硬めだった。
あれっ 焼きたてで熱々でもない。
つまり、この日は売れていなようだ。
一番柔らかそうなものを一つ選んで買ってみた。
家に帰って、
重さを測ると450gあった。形も良いお芋だ。
妻と娘に、「大人気の焼いもを買って来たよ」と伝えると
「どれ、どれ、」と寄って来た。
「さあどうだ!」と言って 割ってみた。
「食べる?」と聞くと 2人とも
「いいや!」との返事
「割っただけで だいたいわかるって」
「お父さんが焼いたほうが、おいしそうだよ」と
とてもうれしいコメントをいただきました!
食べてみると、そこそこ甘いが。
正直な感想を言うと、焼きが甘い。
せっかくなので、一番甘そうな部分をスプーンですくって糖度を測定。36度
うーんもったいない。
この太さのお芋なら
あと30分以上加熱したほうが良いと思う。もっと甘くなるのに!
もしかすると、
- ホクホクしたお芋がいいと言われ硬めに焼いたのかも。
- いっぱい焼こうとして、早めに取り出したのかも。
- 電気式なので設定を一定のままでサイズを気にしない担当者が焼いたのかも
いずれにしても、いい芋なのでもったいない。
いろいろ仮説を立てると楽しい。
- 目が肥えたお客さんが多くて、硬めだったので買わなかった?
- 年末にいっぱい買い物したからスーパーの来店人数が少ない。
- 正月早々、焼き芋なんか食べないよ!
さあ、どっちだろう?
トントコおやじは焼き芋でダントツを目指しているので、いろいろな人気の味を知っておきたい。
そんなわけで、このスーパーのお芋は、定点観測の対象にしようと思う。
そういえば、ベニマルの焼き芋も売り切れが続出と話す奥様がいたので、今度行ってみようと思う。