SCAJ2018の帰り、丸山珈琲の一夜限りのイベントに参加した。
場所はアクアシティお台場の映画館だった。
「Discover Coffee Theater」というタイトルでコーヒーの世界を五感で体感できるイベントだった。壮大な大自然の中の農園で珈琲の生産にかかわる人たちが明るく活き活きとしていたのが印象的で、丸山珈琲との信頼関係の深さが感じられた。映像と音楽もいい感じだった。
特に、丸山珈琲の代表の話は珈琲に対する並々ならぬ熱い想いがよかった。
このムービーの登場人物や楽曲の作曲者と演奏者までも同席し一緒に見て、舞台に登場して感想を述べる流れが臨場感があって素晴らしかった。
本やネットの情報だけでは伝わらないものが伝わってきた。
イベントの内容
挨拶の概要
創業時は珈琲は焙煎で最高の味が出せると思っていた。しかし、豆の産地だけでなく生産者と農園で品質が異なることがわかってからは直接現地に行くようになった。今では年間100日~150日海外へ行き、世界中の農園から直接買い付けを行っている。珈琲を飲む人は世界中にたくさんいるが、その農場や生産者、焙煎やバリスタの苦悩を見た人は少ない。すばらしい風景と生産者の想い、流通、保管、焙煎、バリスタ、おいしく飲むために多くの人がかかわっている、その人達の想いを伝えたくてムービーの形にした。
楽曲はゲームやアニメ音楽の世界で活躍する作曲家の浜渦正志さんに担当してもらった。
気付き
ムービーに登場した珈琲生産者の話について。
特に印象に残った言葉は、除草と肥料の話だ。
自分の知人に鉾田のサツマイモ名人がいる。
その名人からも除草と肥料のことを聞いたことがある。
だから気になってい印象に残った。
・除草の話(同じやん)
珈琲生産者の話
「草は手でむしる」お爺さんから言われ、今も続けている。
鉾田のサツマイモ生産者の話
「草は手で拾え」とおやじから言われ、ずっと続けている。
・肥料の話(全然ちがうやん)
珈琲生産者の話
「肥料は100年に一度、火山が運んでくれる」
鉾田のサツマイモ生産者の話
「肥料は2年寝かせた熟成堆肥を毎年入れている」
まとめ
最初は丸山珈琲のイメージ広告かと思って斜めに見ていた感じでした。しかし丸山健太郎社長の話や出来上がったムービー、登場人物の方の生の声から珈琲に対する圧倒的な熱量で使命感をもって作り上げた感が伝わりとても好感をもちました。珈琲を飲みながらこのムービーを見ている時間はとても心地よく充実した時間でした。
丸山珈琲の皆様に感謝です。
お土産でいただいたカルロス・イトゥラルデ ゲイシャ美味しかったです。