いもはぜオヤジの自由研究

やきいもとコーヒーが好き。がらくた集めも好き。

通常の焙煎と水研ぎ焙煎との比較

YouTubeで見た水研ぎ焙煎が気になった

かなりスッキリとした風味になるらしい

 

微粉セパレーター

始めて使った時以上

スッキリして驚いたというコメントが引っ掛かった

 

僕も同様に微粉セパレーターには驚いたので

この話に臨場感を感じ 確かめてみたくなった

 

やってみた結果

焙煎直後に飲んでみたら

超~スッキリ 

物足りないくらいにスッキリだった

 

なんでだろう 

かも知れないし

研ぎ過ぎたのかも知れないし

何の影響かはわからない

微分セパレーター併用など

いろいろな要因が重なっている…

 

飲み頃は 焙煎から2日後 

ちょうどよいスッキリ感になった

 

水研ぎ… 奥が深そうだ

 


 

「通常の焙煎」と「水研ぎ焙煎」の比較方法

 

焙煎時間を同じにして豆の外観重さ比較してみた

 

両方とも同じ時間(14分20秒)で取り出したせいなのかな、

・外観の差は水研ぎ豆膨らみが少なかった

・焙煎後の重さの差ほとんど無かった(1g)

 

左:通常焙煎 右:水研ぎ焙煎

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通常焙煎

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重さの変化

 

生豆 100g 

焙煎後 82g

 


 

水研ぎ焙煎

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重さの変化

 

生豆 100g

水研ぎ後 117g

天日干し後 104g

焙煎後 83g

 


 

水研ぎの方法

流水にさらしながら研いだ 10分

時間の経過と共にチャフの量が増えて来たので

もっともっとと研いでいたら

もう10分経過

きりがないのでここでおしまい

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水切り

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天日干し 1時間

本当は一日干したかったが予定があるので

ここでおしまい

(100gってこんなに少ないんだって実感)

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天日干し後の状態

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重さを確認 

 

水研ぎ焙煎(重さの変化)

 

生豆 100g

水研ぎ後 117g

天日干し後 104g

焙煎後 83g

 

 

 

通常焙煎(重さの変化)

 

生豆 100g 

焙煎後 82g

 

 


  

わかったこと

 

味は非常クリア

スッキリしたコーヒーになると分かった

 

二つの焙煎一番差が出た部分は焙煎中の排気温度だった

通常焙煎の豆は1ハゼの時に目立った温度変化が無かった

水研ぎ焙煎の豆は1ハゼの時に温度が10℃低下した

自動認識総合展に行ってみた

数年ぶりの自動認識総合展

なんか前回と雰囲気が変わっていた

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前回多かったハンディーターミナルが減ってスマホに置き換わっていたところが多かった

 

IoTやAIがもう当たり前の世界になってるし

スマホクラウド、現場を止めない技術が盛りだくさんだった

働き方改革って言葉があちこちにあった

 

スマホ対応ラベルプリンターは便利そうだった

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走行距離をメーカー側がモニターして故障する前にメンテナンスするのもいい

 

一番興味をもったのはクリーンルームでも使える表示が書き換え可能なカードでRFIDを内蔵しているもの 逆にクリーンルームの方がいいんです 文字を書いたり消したりが汚れの影響を受けるからって話してた 専用アプリでいろんなことができそうだった パンフレットはもらったけど写真は撮らなかった

はじめて聞く会社だった システムを導入するって小さい会社の場合リスクがある 昔の苦い経験を思い出した

 

木のベンチができた

いもはぜの椅子は

形や高さがバラバラで

不安定なものもあった

 

だから

自分で作ることにした

買うと高いので...

 

形はちょっと大き目で

大人が三人座れるもの

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やっと形になった

 

あと表面を仕上げて塗装したら完成

 

最初作った時 脚が長すぎた 

高さを47.5cmにしたら座り難かった

 

分解して試して7cmカット

 

40.5cmに落ち着いた

焼き芋と自家焙煎コーヒーに共通するいい香りはメイラード反応だって

スペシャリティーコーヒーのイベントSCAJ2019に行ってきた

  

毎回、自分なりのテーマをもって参加している

今回、解決させたい僕のテーマは...

  1. 焙煎時のいい香りはなんで?
  2. キリマンジャロAA生豆の色お店で違うのはなんで? の2つだ

いろんな専門家に話を聞こうと思ってた。

 

特に焙煎時の香りには焼いもとも共通する不思議を感じる。

焼き芋も同じような温度の時いい香りがするから。

200℃付近の温度って何かありそうな気がしてる。

焼いも珈琲焙煎もこの付近の温度調整によって

それぞれ独特のコク深み濃度が感じ取れる。

  

 SCAJ2019 の会場に入ると

すぐ右側にエチオピアのブースがありいい香りがしていた 

パチパチはぜる音も心地よい

シンプルな方法で焙煎をしていた

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豆本さんのブースに行った

SCAJ2019の無料招待券を送ってくれたお店だ

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さすがコーヒーの専門家

おいしいいコーヒーをごちそうになった。

 

豆本さんはコーヒーの専門家なので、何か知っているかも...

 コーヒーを飲みながら 聞いてみようと決めた。

そして 

焼いもの香り珈琲焙煎の香りの共通点について質問してみた

「自分は焼き芋をやっています」

「焼き芋と珈琲焙煎て共通する何かがある気がしているんです…」

 すると、

 

 あっ焼き芋珈琲焙煎も実は同じです。

 それはメイラード反応というアミノ酸化学反応なんです。

 

  焼いもだけじゃないですよ

 パンだって クッキーだって

 あの独特の香ばしさは

 みんなメイラード反応です。

 

 アミノ酸の種類と糖の種類

 温度や時間などさまざまな条件で違った香りになります。

 

えっこの方は何者か?

学者さんのような話し方で驚いた。

遅ればせながら名刺交換させていただいた。

 

名刺を頂き見ると社長

しかもコーヒー鑑定士の肩書があった

 焙煎士の方ならみんな知っている内容ですよ

と、笑ってた。

やはり専門家はすごい。

 

さっそく疑問が一つ解決してしまった。

豆本舗の社長さんありがとうございました。

 

でも、コーヒー鑑定士ってなんだろ

焙煎士と何が違うんだろう

 

後で調べたら、コーヒー鑑定士は現在全国に32名しかいない超難関試験とわかった。

一方、焙煎士は資格ではないので、

自分で焙煎士を名乗れば焙煎士なんだって

そうなんだ…。

  

さて次は、

タンザニアのブースに行ってみた 。

同じキリマンジャロAAの生豆でも

お店によって色が違うのはなんで?と聞いてみたい。 

キリマンジャロAAの原産地はタンザニアだ。
 

ブース前のテーブルの上にはコーヒー豆キリマンジャロコーヒーのふるさと。タンザニアと書かれたパンフレットが置いてある。

数人、椅子に座った人がいるが、日本語がわかるような人には見えなかった、現地の言葉で雑談しているような感じ。なんか声をかけにくい雰囲気。

 

すると日本人スタッフらしき人がすぐ目の前にいた。

ご挨拶をして質問をした。

生豆の色がお店で違うのはなんで?というちょっと失礼な内容の質問をしてみた。

すると...

 

 ちょうど生産者の方がおりますので直接聞いてみましょう。

 英語分かりますか?

 

驚いたし戸惑った

英語は話せないと伝えると

では私が通訳しますねと引き受けてくれ

生産者の方を呼んで質問させてくれた。

 

生産者の方は 

タンザニアの地図を指さしながら笑顔で説明してくれた。

 

要約すると

タンザニアは広い、北と南でコーヒーを生産している。北と南では色が違っているという説明だった。

青色っぽい豆は地図の上側、北部で生産している

茶色っぽい豆は地図の下側、南部で生産している

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生産者の方と記念撮影

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タンザニアのブース前にはスペシャリティーコーヒーのサンプルが置いてあった

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今回 おいしいかったもの2つ

 

【その1】クールコーヒー

通常のアイスコーヒーとは淹れ方が違っていた

これはとてもおいしかったので自分も作り方を真似してみようと思った

説明しながら淹れている様子を動画撮影したのでゆっくり研究したい

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 【その2】コーヒーのカクテル

シンガポールから来たバリスタがモナン・シロップで作ってくれたノンアルコールのコーヒーカクテルが超おいしかった。層ができて見た目も綺麗。

今日はノンアルコールだけどウイスキーを入れると合うって言ってた。

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入っている材料は投入順にこんな内容

  1. ラベンダーシロップ
  2. トニックウォーター
  3. 水だしコーヒ-
  4. チーズキャップ
  5. ラベンダーのつぼみ

甘味のあるもの濃度のあるものは液体の中でも重さがある。だから比重が重いものから順に入れていくと層ができるそうだ。

 

 

ブラジルのブースにあった記念撮影ができる大きな絵がかっこよかった。

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キャットタワーが形になった

キャットタワー作ろう

そう思ってからどのくらいたったのか

 

やっと形になった

 

材料を準備して

骨組みの組み立てまでは僕が担当

妻が残りの仕上げの真っ最中 

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これまでの振り返り...

 

桜の枝の伐採

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大きなキャットタワーが作れるように

2.3mの桜の枝を二本 家に持ち帰った

 

これをどう使うか?

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この枝を見てから

キャットタワーのデザインを決める...

 

条件は

  1. 高齢の猫が使うので高さは低め
  2. 移動しやすい大きさ
  3. 猫が乗っても倒れない構造

 

厚い重さのある板を下に敷いて安定を図ろう

 

ほどなくして 

デザインが決まった

 

切る位置はここ赤い線の部分)

 

うーん こんな大きな枝はいらなかったようだ

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右側の枝だけでよかった

Y字の部分を 小さく二か所切り取る

 

次に 枝を切って 皮を全部はぎ取る

 

皮を剥ぐ理由は

皮と幹の間に虫がいたら怖いから... 

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皮は2本ともはぎ取り完了

 

厚い板の土台準備完了

 

平板も3つ準備できた

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土台に枝をビス止め

平板もビス止めした

枝の表面に麻紐巻く

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麻紐は最初9mmの太いものを準備した

太い方が巻くの楽だと思ったから

 

でも太過ぎると感じたので

細い麻紐に変更することにした

 

細い麻紐は枝に巻き付けるのに手間がかかる

手が痛いし疲れるので何日もかかる

 

完成には まだまだ時間がかかりそうだ

 

コーヒー豆のカビ毒

コーヒー豆カビ毒記事をたまたま見てしまった。

コーヒー豆はカビが発生しやすい食材で、市場に出回るコーヒー豆のほとんどにカビが混じっているという内容だった。

 


 コーヒーの生豆には虫食い割れ変色などの欠点豆が混在する。

これを焙煎前に取り除かなければならない。

これの作業をハンドピックと言います。

僕はこれまで単純に『美味しくないから』だと思っていた。

でも違うようだ、カビ毒記事を読んでそう思った。

 

この記事を見て僕は焙煎前の生豆から虫食い豆を探して割ってみた。すると中に空間ができていて内側には青カビが生えていた。えっマジか?

これを知らずにミルでカリカリ挽いたら全部混じってしまう。

なんだか気持ち悪いし怖い。

 

そこで対応策を調べてみた

「価格は高いけどこだわるならハンドピックしたスペシャティーコーヒー

というのがおおかたの意見のようだ。

 

ちなみにスペシャティーコーヒー

トレーサビリティが明確で、生産者の顔が見えていることが必要。

どこの国のどの農園の誰によってどのうような方法で作られたのか。

欠点豆の少なさもスペシャリティコーヒーの基準にもなっている。 

でも、それだけでは安心できないと思っている。

 

結局は農産物なので自分でじっくり手間をかけて選別することが重要だと僕は思う。

 

なぜならば...

 

昨年、スペシャリティーコーヒーの焙煎日本一を決める大会を見に行った。

SCAJ2018だ

そしてエントリーした全チームの焙煎した豆を2セット購入して帰った。

家に帰ってからじっくり全部のチームの豆を観察した。

すると、虫食い豆選別できてないチームが多いことを知ってしまった。

 

めずらしいインド産の生豆を全チームにお配りしたと主催者の方が説明してた。

この豆に虫食いが多かったことは事実、そしてそれが十分に選別できていなかったことも事実。 

まあ、人のやることなので、与えられた時間でやることが多いので何に関心を向けているかによって見える世界が変わるし、集中力が高い時間って意外と短いし見逃しは起こりえると思った方が間違いない。だから、こだわるなら自分で選別するしかないと、この時思った。

 

そんなことを思い出しながら ふとよぎったことがある...

そうだ!

去年の買ったあの豆が まだ確か あったような... 

 

よくみると豆棚の端っこにあった 

スペシャリティーコーヒーの豆残ってました

よかったよー 一つだけだけど

 

ザルに広げて確認してみた...

うんうん やはりありました。

 

虫食い豆が あったど

残念なのか 嬉しいのかわからない

小さな袋の しかも残り少ない豆に

4つ虫食い豆混じってるー

 

どっちかと言えば嬉しい気分

よし徹底的調べてみよう 

 

まずはおさらい 

虫食い豆って こんな感じです

赤丸をつけたところに小さな穴があります

普通に新聞が読める視力があれば気づく大きさです

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①虫食い豆ニッパーで割る

 こんな感じでニッパーでパチっと

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なんと青カビのようなものが見えた。どう見ても青カビだ。

かなりやばい感じ

スペシャリティーコーヒーは焙煎が浅いからなのか

焙煎しても青カビは青い

通常の焙煎なら こんなに青く見えない

スペシャリティーコーヒーの専門家が良質の酸味とか評価しているはずなのに、講釈がむなしく感じる。

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次の虫食い豆はこれ

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写真で分かりにくいけど穴の内側が青カビが見えた

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さらに次の虫食い豆を割る

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青カビは見えないが内側がの色がちょっと濃い

割るとき 力がいらないくらい簡単に割れた

割った瞬間特有のいい香りがなかったf:id:ptgj:20190908080250j:plain

 

比較のために綺麗な豆を割ってみた

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左側綺麗な豆(右側は③虫食い豆)

綺麗な豆割った瞬間いい香りがした

中も綺麗な色

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今週は東京ビックサイトSCAJ2019が開催される。

今年もまた行きたい。

一昨年は、ルワンダ駐日大使の講演会でルワンダ産の虫食い豆のポテト臭問題について聞いた。僕はその時サンプル品を試飲させてもらったのでその香りを鮮明に覚えている。蒸かしたジャガイモに近い匂いだった。

 

講演では袋の中にこの虫食い豆が一粒でもあると、ポテト臭がして売り物にならないという話だった。コーヒー豆の袋って60k入るのでほんまかいな?とも感じた。

 

この匂いの原因は虫食い豆の穴の中に繁殖する菌の影響らしい。ルワンダ産はポテト臭がするが、他の産地の虫食い豆はこの匂いが無いという説明だった。

そのためルワンダでは何段階も目視検査を実施して虫食い豆を徹底的に排除しているので、ぜひ購入して飲んで欲しいという話だった。

 

結局、おいしいコーヒーを飲むには欠点豆を見つけて取り除くことが重要。自宅で飲む量なら週に400g程度なのでハンドピックも全然苦にならない。むしろ楽しみだ。

 

 

※2019/09/14 追加

ブログを見直した時に、全体の数がわからない内容だと気づいた。

どの位の割合で残っていたのかは重要だと思うので追加情報として数えてみることにした。残り133個あった。

 

ここでちょっと驚いた

残り全部を皿にのせて写真を撮影、モニターで拡大して見てみると。

新たな虫食い豆偶然発見してしまった。

写真の赤丸を付けた2個

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5個目虫食い豆をニッパーで割ってみることにした。

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5個目虫食い豆にも青カビがあった。

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6個目虫食い豆を割ってみる。

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6個目虫食い豆にも青カビがあった。

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ここで、このチームの欠点豆比率を出してみた。

豆の総数 140個

虫食い豆 6個(4.3%)

欠点豆総数 9個(6.4%)(割れ豆+3個)

たまたまかも知れないが、冒頭の「市場に出回るコーヒー豆のほとんどにカビが混じっている」という記事の内容を裏付ける結果になった。

 

今回の調査で僕の追及するべきコーヒーの作り方が見えてきた気がしてワクワクしてきた。

なぜなら、少々カビが混じろうが世界トップレベルの人でも気づかないってわかったから。高得点を付けていたから。

コーヒーの欠点豆の除去作業は僕でも時間をかければ世界トップレベルになれそうだ。

僕はこれからクリアなコーヒーを淹れることに集中していきたい。欠点豆の除去はその中の一部、他にもやることがたくさんありそうだ。